曲単価2021

曲単価とは、日本のクリスマスソングを1曲収集するのにいくらかかったかを表します。

算出方法は去年も書いたので省略しますが、2021年の曲単価は401円で確定。

この年のトピックスとしては、持ってるのを忘れてまた買ってしまったCDが4枚もあったこと。自分にがっかりです。
また、大手ショップが例年以上の規模で値引きセールをやったため、ついつい多めに買ってしまいました。
このセール、たぶんCD全般の売れ行きが芳しくなく、在庫を大幅に圧縮することにしたのだと思います。
そりゃそうです。
よく考えると、「聴く」という一番シンプルな音楽の楽しみ方なら、CDやレコードよりも配信サービスのほうが圧倒的に便利で経済的。
プレーヤーにいちいちセットする手間も要りませんし置き場所も要りません。1曲あたり401円もかかりませんしね。
実は毎年、自分で選曲したクリスマスCDを友人にあげてるんですが、ついに「プレーヤーもディスクも全部断捨離したので聴けない」という奴が現れました。
だから、今CDをわざわざ買うのはディープなファンかコレクター、または配信サービスが使いこなせない人。
なので新譜は軒並み値上がりし、中でも初回盤はDVDかBDかグッズなど限定の「オマケ」が付いて5,000円越えが当たり前になりました。
アナログレコードの復権も、アナログ独特の音が聴きたいというより、あのジャケットとディスクの大きさが「バエる」からのような気がします。

そんな今、当サイトはあえてブツが存在する楽曲だけを対象とすることに決めました。
そう決めたのは「はじめに」の下の方に追記した通り、大した理由ではありません。
長年探し続けてやっと入手したCDの曲がサブスクの音楽サービスであっさり見つかるこの時代。なので今年中に方針転換することも在り得ます。
元々はクリスマスソングを聴くのが好きで、有名曲以外はCDかレコードを手に入れるしか聴く術がなかったから買っていただけ。
その原点に帰るなら、配信サービスありきで考えるべきですから。

ですが、いつの頃からか、ブツを集めることのほうに楽しみを覚えるようになってしまいました。困ったものです。

(2021年最後の買い物。この曲も配信されているので聴きたいだけならCDは不要のハズ。ジャケットが7インチアナログEPサイズってことで、つい・・・)

ナードマグネット / アポロジー