掲載曲はどういう基準で選んでるの?
このサイトに、客観的基準はありません。
曲のジャンル分けについて
このサイトでは、ロック、ポップス、演歌、ジャズ、クラシックというような、アーティストや作品のジャンル分けはしていません。
これは、ジャンル分けという行為を否定しているからではなく、単に面倒くさいからです。最近は区分けしにくい作品も多いですし、時代と共にジャンル名も変わったりしますしね。
ちなみに高中正義の12インチシングル「サンタが町にやってくる」の帯には、ジャンル名「ディスコ」と明記されています。
「日本の」の範囲について
どこまでが「日本の」なのか、という線引きも、アーティストの国籍、主な活動地域や発売地域、言語などではなく、つまるところ運営者の主観。これだけです。
たとえば
ORQUESTA DE LA LUZのFELIZ NAVIDADはスペイン語だけど、演ってるのが日本人だからマル
ベッツィ&クリスは外国人でしかも外国語で歌ってるけど、日本でしか売れてないからマル
テレサ・テンが母国語で歌って、しかも元々母国発売だった聖誕鈴聲は、彼女の歌声はもう日本人の心のフルサトみたいなもんだからマル
アグネス・チャンは何語で歌っていようと日本のアイドルだったからマル
コニー・フランシスのファースト・クリスマスは、彼女はバリバリ外国人ですが、この曲は日本語で歌ってるからマル
と、こんな感じです。
「クリスマスソング」の定義について
これも運営者の主観です。
一応決めているのは
・クリスマス、またはクリスマスの出来事をテーマにしている
・テーマにしてなくても、クリスマスに関連する用語が歌詞または曲名に入っている
・関連用語はなくても、どう考えても歌詞がクリスマスを連想させる
・歌詞がなくても、アレンジ(編曲)や演奏がクリスマスを連想させる
・連想させなくても、アーティスト自身が「これはクリスマスソングだ」と言った事実がある
・言ってなくても、クリスマス物として企画された事実がある
というところでしょうか。
逆に除外対象としては
・関連用語はあっても、舞台がクリスマスとは無関係
・「冬」「寒い」「雪」「スキー」「師走」など、舞台は冬だけどクリスマスに限定されないテーマ
などです。
具体的にキワドイ作品をご紹介しますと
RCサクセション:NEW YORK SNOW・君を抱きたい:シャンペンやワインと一緒にフライドチキンを買う冬の日っていうと、僕の生活感ではクリスマスなんです。
それと収録アルバムが11月下旬発売(一番クリスマスソングがリリースされる時期)なのと、千趣会のオムニバス「Reason」シリーズのクリスマスソング特集に収録されていたという状況証拠でマル
渡辺美里:真夏のサンタクロース:舞台は夏。ここでの「サンタクロース」は「幸せを届けてくれる人」の比喩として使われているだけなので、見送り
徳永英明:ノースリーブのクリスマス:「クリスマスに止まった僕の時間が、彼女が戻ってきた夏にまた動き出した」と、つまり舞台は夏。だけど前半はクリスマスの日の話なので一応マル
米米クラブ:スノー・ボール:歌詞からはホモネタのコミックソングとしか読み取れませんが、間奏にクリスマスのスタンダードソングがアレンジされているのでマル
高野寛&田島貴男:Winter's Tale〜冬物語〜:彼女に素敵なプレゼントを用意してるようだ。お歳暮な訳ないだろうからマル
チューブ:I Think of You:冬のSilent Nightにビーチで彼女に言うんだよね。「Happy Birthday」って。だめじゃん。
ユニコーン:雪が降る町:歌詞では年末としか歌ってないけどmore bell mixというバージョンもあるのでマル。ついでにPUFFYのこの曲もマルにしよう。
などなど、まあかなり緩やかというか、いい加減です。選別はあくまで運営者の主観なので、反論歓迎します。運営者が「そうだなー」と思えばあっさり訂正します。
<補足(2005/11/14追記)>
その後、掲示板で、クリスマスソングの定義について何度か貴重なご意見をいただきました。
話題にのぼるたびに掲示板で盛り上がるのも悪くはありませんが、こちらももうちょっと説明しておくべきだと感じましたので、上で書ききれていないことをいくつか補足します。
投稿いただいた曲について
・運営者(私)にとって、このページをご覧頂いた誰かから投稿をいただくことは、とても嬉しいことです。
そのため、ご推薦いただいた作品はなるべく採用することにしています。
・ただし推薦理由が「クリスマスにぴったりな気がする」というような、その方の思い入れが多分に入っていそうなものは、見送らせていただく場合があります。
・「意見が分かれそう」と思った曲には、ズルいですが「・・・さんの推薦」と注記に加えることにしています。
掲載情報に対する反対意見について
・逆に登録曲に対し、「それは違う」というご意見。もちろん大歓迎です。登録が明らかに誤りならもちろん削除します。
特に、情報提供者が明記されてない、つまり運営者(私)自身が集めた情報はよく間違ってます。
更新履歴に時々「勘違いだったのを抹消」とある、あれがそうです。買って初めて気付くんです。
なので間違っている場合はぜひ教えてください。そう。私のためにも。
・ただし、どなたかからの情報提供で登録した曲に関しては、仮に反論をいただいたとしても抹消することはまず無いと思います。
だって、その曲をクリスマスソングだ、と思った方もいらっしゃるわけですから。
・後は私の嗜好。一例を申し上げると、ご存知「日本全国酒飲み音頭」。
あの曲がもし「12月はクリスマスで酒が飲めるぞぉ」と歌っていたなら私は迷わず登録したでしょう。 カラオケボックスで勇み立って歌ったら違ってたけど・・・
(2003年に出た「帰ってきた酒飲み音頭」は「12月はクリスマスで」だったので登録しました。ただしこれは例外中の例外。カレンダー的に1年を歌った歌は原則登録しません。)
ま、何でもかんでもにすると、「北へ帰る人の群れ=年末の帰省ラッシュ=クリスマスじゃん!(津軽海峡冬景色)」とか「プレゼントのセーター編んでるじゃん!(北の宿から)」とか、
本当にキリがなくなるので、ある程度のセーブはしていくつもりですが。
以上、どうぞご理解ください。
<補足(2021/12/12追記)>
配信限定リリースの曲について
・当サイトでは、配信限定曲は原則として掲載しません。もしその後CD化、レコード化など、何か形のあるフォーマットになったら、その時に掲載します。
元来クリスマスソングは際物で、季節外れの在庫を抱えるリスクより配信限定の方が遥かに賢明で、事実、配信のみのリリースが多くなってきているのが実情です。
だから「日本のクリスマスソングを広くあまねく紹介したい」というサイトの目的からすれば、配信限定曲も取り上げるべきなのでしょう。
掲載しないことにした最大の理由は以下に尽きます。
「配信限定曲も掲載しようと決意し、手始めに知っている2曲を確認したらどっちもあっさりCD化されていて気持ちが萎えた」
よく考えると、今は曲名やキーワードで簡単に曲が探し出せ聴ける時代。配信限定曲の多くはその対象なので、当サイトで頑張ってリスト化する意味も薄いと思いました。
それに元々当サイトは私の趣味(コレクション)の延長ですが、私はこのサブスク時代にデジタル楽曲をわざわざ収集しようという気に(今のところ)なっていません。
この方針、かなり悩みました。
もはや部屋はレコードやCDでパンク状態。しかも長年探し続けてやっと入手した思い入れあるCDの曲がサブスクの音楽配信サービスであっさり見つかることも何度も。
全部データ化して売っぱらおうかと何度思ったことか。
もし、私のコレクション方針がこの先デジタル優先になったら、その時は当サイトを畳む時だと考えています。