| 鳥の歌 | ||
| 藤原 清登(フジワラキヨト) |
| アルバムタイトルの「ガルガンチュア」ですが、このアルバムが録音された南フランスのシノンという町が、歴史に残る発禁本「ガルガンチュアとパンタグリュエル」を書いたラブレーの産まれ故郷だそうです。「ガルガンチュア」って、もともと中世ヨーロッパの伝説上の巨人のことで、なるほどコントラバスのソロアルバムのタイトルにはぴったりです。 エレキ・ベースの重低音は少し前にブームになりましたが、最近はコントラバスだけの編成の「オーケストラ・デ・コントラバス」がテレビCMに登場するなどアコースティックなベース音も注目されています。そこにいち早く目をつけたのがこのアルバムの発売元のキング・レコード。 録音場所はシノンのスイー修道院。最初の曲では、自然に録音された小鳥のさえずりがかすかに聞こえてきます。ジャズにラテンにビートルズにと、バラエティに富んだ選曲も楽しい。 そして、美しいジャケットデザインに加え、帯の裏にもガルガンチュアの絵がプリントされている心配り。ソフト、ハードとも実に丁寧に作られています。 あっぱれ藤原清登!あっぱれキング・レコード! (2003/7/28) |
| ガルガンチュア | ||
| 2000/10/25 | KICJ 412 | キング・レコード |
| 1 | アメイジング・グレイス |
| 2 | シチリアーナ |
| 3 | キサス・キサス・キサス |
| 4 | リトル・トレイン |
| 5 | フォーク・フォームズ 1 |
| 6 | 道化師のアリア |
| 7 | キンダーソング |
| 8 | アウント&アングル |
| 9 | イエロー・サブマリン |
| 10 | トルナンド |
| 11 | アイズ・オブ・ア・スマイリング・ベイビー |
| <シノン三部作> | |
| 12 | 誕生 |
| 13 | ガルガンチュアの幼年時代 |
| 14 | スイーの夜 |
| 15 | 鳥の歌 |
| 16 | カム・サンディ |
(帯裏のイラスト)