Dragon Chi(ドラゴン・チー)
Christmas through the Gateway
2006/2/20 - East Quest Records
1 Dance Of The Super Plim Fairy Dragon Chiは、喜多嶋修がChris Mancinelliと組んだユニット。
氏の公式サイトを見ると、この作品は2000年に発表されており、2006年にCD化されたようです。
「内藤洋子の旦那」だの「喜多嶋舞の親父」だの言われる喜多嶋氏ですが、長年米国を拠点に活躍する音楽プロデューサー。
今この作品を聴くと、琴の音色などをちりばめたシンセサウンドは「ガイジンが期待する日本らしさ」をあざとく狙ったものに聴こえてしまいますが、氏が最初に米国に渡ったのは'71年。勝手な想像ですが、今より露骨だったはずの当地の差別や偏見にさらされ、成功するには日本人であることを逆に売りにするしかないとその時思い至ったのではないでしょうか。帰国後に純邦楽を猛勉強した氏は3年後の'74年に再渡米し、見事現地レコード会社とのアーティスト契約を勝ち取ります。
氏のこの戦略が、オリエンタルテイストをうまく取り入れた、後のYMOやYUTAKA(横倉裕)らの道標になっていったのかも知れません。
(2021/1/31)
2 Winter Wonderland
3 The Little Drummer Boy
4 Angels we Have Heard On High
5 We Three Kings Of Orient Are
6 Deck The Halls
7 O Come All Ye Faithful
8 O Little Town of Bethlehem
9 Good King Wenceslas
10 Silent Night

Christmas through the Gateway