斎藤英美とファンタスティック・エコー(サイトウヒデミ & Fantastic Echo)
クリスマスの鐘は鳴りひびく
1961/11/? AL-316(モノラル)
ALS-120(ステレオ)
(10inchLP)
コロムビアレコード
第1面(上) 斎藤英美は当時の代表的なエレクトーン奏者の1人で、エレクトーンでクラシックから流行歌までカヴァーしたたくさんの作品を残しています。
この10インチアルバムは1961年の作品で、斎藤英美のエレクトーンを中心としたインスト。1-1に「サンタが町へやってくる」が入ったり、2-4のイントロは「荒野の果てに(グローリア)」だったりと、当時としてはかなり攻めたアレンジだと思います。
メンバーのクレジットも載っていて、エレクトリック・アコーディオン:霜降照明、エレクトリック・ギター:広瀬三貴男、エレクトリック・ベース:小田原光彦、ドラム:石橋栄二となっています。エレクトリック・アコーディオンがこの頃あったのも驚きですし、霜降照明という名前、有名な演奏者の変名っぽくもある。
何より、「クリスマスの鐘は鳴りひびく」というアルバムタイトルがかっこいいじゃないですか。

なお、売れっ子の証で、翌月出た勁文社のフォノシートにも参加。
2年後にはキングレコードからもクリスマスソング(EP)をリリース。
(2020/10/11)
 1 ジングル・ベル
 2 ママがサンタにキスをした
 3 聖夜
4 トロイカ
5 アベ・マリア(シューベルト)
第2面(下)
 1 もろびとこぞりて
 2 サンタが町へやってくる
 3 赤鼻のトナカイ
4 牧人ひつじを
5 アベ・マリア(グノー)

モノラル

ステレオ

(参考作品:1か月後に勁文社から出たフォノシート。「聖しこの夜」と「ともしび」の2曲を担当)

(参考作品:1963年にキングから出たEP)