五番街のクリスマス
杉本 篤彦(スギモトアツヒコ)
ピックを一切使わない孤高のギタリストのこのアルバム、タイトルの「ラブファイブ」は「05」。つまりニューヨーク一の目抜き通り、五番街のことです(と書きつつ私は行ったこと無いけど)。
優しく、それでいて爽やかで華やかな音色からは、ニューヨークという街への愛情がひしひしと伝わってきます。
そしてアルバムジャケットには、今は亡きワールド・トレード・センター・ビルの雄姿が


以前掲示板にも書きましたが、2001年9月11日、私の友人はこのビルで働いていました。本人はすんでのところで命拾いしましたが、彼の同僚が何人も命を失いました。
あのテロ行為は許し難いものです。でも、それへの対策が同じ暴力行為というのは、これまた許し難い。

子供の頃聞いた、キリスト教の一番有名な逸話は「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」でした。子供心にも、なるほどキリストってのは凄い!偉い!と思ったもんです。
だから、ジーザス!とかオーマイガッ!なんてやたら叫ぶ人たちは、当然キリスト教的な考え方だろうと思ってたんですが、まさか「目には目を」とは。

(2003/4/20)
ニューヨーク・ラブファイブ
1995/11/11 PFR-6012 PROP-FIZZ RECORDS
1 After Hours
2 The Long-Distance Train
3 Listen To My Song
4 Cloudy Moon
5 The World Is Waiting For You
6 The Moon Floating On The Sea
7 五番街のクリスマス
8 Urban Lights

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