東京聖夜 | ||
叫ぶ詩人の会(サケブシジンノカイ) |
2003年3月20日、ついにまた戦争が始まってしまいました。そして日本はその暴力行為を支持しました。これで、もしアメリカが負けたら日本も同罪。つまり戦犯国にされるでしょう。 アメリカが負けるはずない?そういう問題ではないのです。 日本は、かつて戦争で多くの国を傷つけ、自らも瀕死の重傷を負い、「どんな理由があろうとも戦争はしてはならない。戦争は犯罪だ」と痛感した国です。靖国神社をはじめ各地に眠る戦争犠牲者のためにも、アジア諸国の被害者のためにも、日本はまかり間違っても戦犯国になるような行為はしてはいけないのです。 首相の靖国参拝は「二度と戦争してはならないという反省と決意」からの行為だったはずですが、嘘でした。それから日本がこれまで、「俺は丸腰だ!だから撃つな」と言って来たのも卑怯な嘘でした。「俺を撃つとバックが黙ってないぜ」というのが本音で、これからもそう言い続けるつもりなのです。 この戦争は、多くの人々を犠牲にするでしょう。そして私たち日本人も、虎の威を借りて平和ヅラをするだけの狡猾な民族として、軽蔑され、恨まれ、そして命を狙われることになるでしょう。 今から9年前に発表された、叫ぶ詩人の会のアルバム「LOVE & PEACE」。 シビアな聖夜風景を語ったクリスマスソング「東京聖夜」に続いて収録されている「ぎっこんばったん」でドリアン助川が叫ぶ。その詩の一部をあえて書かせていただきます。 小さな国の原子力 イデオロギーの違う国 核爆弾を造られちゃたまんない でもよってたかっていじめるあんたらは 核爆弾をたくさん持ってるじゃないか いじめられるのが危険な国か いじめているのが危険な国か どっちがどうなんじゃい! 作品が発表された当時より今は明らかに世情が悪化しています。彼らの叫ぶ詩の内容はますます他人事ではなくなり、「重い」を通り越して「痛い」。 でも、だからこそ今聴くべきなのです。 (2003/3/22) |
LOVE & PEACE | ||
1994/11/18 | MRCA-10021 | メディアレモラス |
1 | 雨にも負けず |
2 | 東京聖夜 |
3 | ぎっこんばったん |
4 | もんしろちょう |
5 | 許せ |
6 | LOVE & PEACE |
7 | 道を越えて |