White Christmas日本語版(最終話)

この話題、ほとんどの人にはどうでもいい話だと思うので、この回で終わりにする。

昨年(2001年)リリースされた、モーニング娘。をはじめとしたメンバー、ハロー・プロジェクトによる
「ザ・童謡ポップス1 クリスマスと冬のうた集」にも、実は日本語版が収録されている。ご存知の方も多いでしょうが。
昨シーズン、街中でガンガン流されていたので、私もその存在を知ってはいたのだが、何しろ私、モー娘。にそもそも
あまり興味がなかったもので、入手が延び延びになっていたのだ。

とはいえ職場で安倍なつみの事を「ノッチ」と呼んでしまったのはさすがにまずかった。
「ボキャ天キャラに間違うとは、ダブルでズレてるんで逆にイケてます」と後輩はいたわってくれたが。とほほ。

そんなわけで、彼女たちの歌う「ホワイトクリスマス」にもあまり興味がなく、というか
「ああ、あんなに翻訳に厳しかったこの曲も、もはや何でもありになっちゃったな」と、正直ナメていた。

最近やっとこのCDを入手し、訳者名を見て驚いた。中山知子氏だったのだ。
氏は半世紀以上のキャリアを誇る児童文学界の重鎮で、特に英米の児童文学を多数日本に紹介しており、
アリスやトム・ソーヤーなど多くの有名作品に氏の翻訳版が存在する。
また童謡界への貢献も大で、例えばNHK「みんなのうた」に登場した外国曲の多くもまた氏の翻訳だ。
「何でもあり」どころか、実績から推しても「最適」の翻訳家だ。断られるはずがない。

いや、おみそれしました。
ハロー・プロジェクト恐るべし。そして「つんく」恐るべし。