ラテン・クリスマス
1961/10/? SL-17
(10インチLP)
テイチク
第一面
 1 ジングル・ベル アイ・ジョージ・坂本スミ子
 2 サンタクロースがやって来る アロー・ジャズ・オーケストラ
アロー・ラテン・グループ
 3 ブルー・クリスマス アイ・ジョージ
 4 きよしこの夜 坂本スミ子
第二面
 1 ホワイト・クリスマス アイ・ジョージ
 2 サンタクロースが町に来る アロー・ジャズ・オーケストラ
アロー・ラテン・グループ
 3 ドンデスタ・サンタクロース 坂本スミ子
 4 もろ人こぞりて アロー・ジャズ・オーケストラ
アロー・ラテン・グループ
ともにラテン音楽ブームの立役者でこの頃紅白の常連にもなったアイ・ジョージと坂本スミ子、さらに二人が出演していた大阪のナイトクラブ「クラブ・アロー」の専属バンドとの共演盤。指揮はクラブ・アローの支配人で二人を売り出したプロモーターでもある古川益雄と、アロー・ジャズ・オーケストラ(今も活動中)の当時のリーダー、北野タダオの二人がクレジットされています。
1-1と2-1は「アイ・ジョージ大全集」で、また坂本スミ子の2-3は「情熱のラテン天国」等で聴けますが、それ以外の曲は今のところデジタル・CD化なし。

「ドンデスタ・サンタクロース」は中野ただしによる日本語詞で、出だしの歌詞は「ママシタ やさしいサンタクロース どこにいるかしら」と原詞にかなり忠実。
ちなみにスペイン語の「ママシタ(Mamacita)」は当時は単に「ママ」の甘え言葉だったそうですが、今は水商売の「ママ」に近いニュアンスで使われてる言葉とか。
さらにどうでもいい思い出。この曲は森山佳代子が歌った「飛んできたサンタクロース」としても有名ですが、その空耳アワー的な日本語詞の逆パターンとして、円広志の「夢想花」のスペイン語カヴァーは、「飛んで飛んで・・・」の繰り返しが「Donde donde・・・(どこにどこに・・・)」になってましたね。
(2021/5/23)



(関連作品)アイ・ジョージ大全集

(関連作品)情熱のラテン天国